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    強さについて  (No. 354)
大滝 2020/04/04 07:08:28
    削除  (No. 367)
管理者 2020/05/12 23:06:52

強さについて (No. 354) 
投稿者: 大滝 2020/04/04 07:08:28
「堀辰雄生誕100年」に加藤周一が書いていた。
「堀辰雄はその最初の傑作『風立ちぬ』を1936年から37年に
書いた。それは、二・二六事件と上海事変の年である。第二の代

表作『菜穂子』の刊行は41年の晩秋、「真珠湾攻撃」の前夜にあ
たる。しかしその二つの小説には、戦争への言及がただ一行もな
い。

当時の日本国は「国民精神総動員」から「日本文學報国会」の結成
へ向かって進んでいた。戦争について沈黙することさへ容易ではな
かった。敢えて沈黙を守ったのは堀辰雄の強さのあらわれである。」
と。

我誤てり。僕は、堀辰雄の印象は、金持ちの坊ちゃん、美しい高原風
景、サナトリウム、美しい婚約者、寂寥、ロマンティックだけど、実体が
ない小説を書く人だと思っていた。

あの時代、高村光太郎にしろ、武者小路実篤にしろ、あの小林秀雄です
ら、戦争に迎合する文章を書いていたことを考えると、僕の堀辰雄の印

象がうすっぺらなものであったことが今になって分かる。外見は弱弱し
そうだけど、堀辰雄は芯がしっかりしていたのだな。

時代に流されやすい人生を送ってきたという悔恨が僕にはある。強くな
ろう強くなろうと思ってきた。しかし僕の目指した強さはホントの強さだ
ったのか?


「幸せ」と同じように「強さ」も何が本当の強さなのかは、わからない
ところがある。

外見で人を判断してはダメだね。もう一度、また堀辰雄を読んでみたい
と思った。


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投稿者: 管理者 2020/05/12 23:06:52
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